
妙満寺
本坊の「雪の庭」は松永貞徳の造営で、清水寺成就院の「月の庭」、北野天満宮の「花の庭」とともに、雪月花三庭苑と呼ばれる。紀州道成寺ゆかりの「安珍・清姫の鐘」を所蔵、展示している。
本坊の「雪の庭」は松永貞徳の造営で、清水寺成就院の「月の庭」、北野天満宮の「花の庭」とともに、雪月花三庭苑と呼ばれる。紀州道成寺ゆかりの「安珍・清姫の鐘」を所蔵、展示している。
蓮華寺は江戸時代のはじめに加賀前田家の家老・今枝近義によって洛中からこの地に移された。境内には六角形の笠をもつ蓮華寺型石燈篭や石川丈山作の池泉観賞式庭園があり、全体的にしっとりとした情緒が漂う。
洛北屈指の名刹、大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山。応仁の乱で大部分の伽藍を焼失するなど一時寺運が衰えたが、その後一休禅師が再興し、安土桃山時代には豊臣秀吉をはじめ諸大名が伽藍の建立に力を入れたた...
島原の吉野太夫が寄進した吉野門で有名。境内には当時の豪商・灰屋紹益と吉野太夫との比翼塚がある。毎年4月第2日曜日には花供養が行われ、鷹峯三山を背景に繰り広げられる島原の太夫道中、太夫の点前による...
小倉山の山頂から天龍寺にかけて尾根の形が亀の姿に似て見えるところからこの名がある。桜やつつじの景勝地であり、展望台からは嵐峡が一望できる。
釈迦岳の山腹に建ち、西国三十三所観音霊場第20番の札所として知られている。応仁の乱で焼失した建物は、江戸時代に桂昌院によって再建。幹が北に11m(平成6年、松くい虫のため約15mを切り、現在11...
古くから深草の産土神として信仰を集める藤森神社。本殿の後ろに並ぶ大将軍社と八幡宮社は足利義教の造営と伝えられ、どちらも流造り、檜皮葺きの社殿で重要文化財に指定されている。また本殿の東には、藤森神...
鎌倉時代末期、日像上人が向日神社前にある法華題目の石塔婆の傍らにお堂を建て、石塔寺と名付けたのが創建と伝えられている。境内には山吹、つつじが多く、毎年5月の花まつりに披露される「鶏冠井題目踊」は...
鶏冠井町大極殿にある南真経寺は日蓮宗の寺院で、鎌倉時代末期に、日像上人の布教により村人のすべてが日蓮宗に改宗した信仰の中心地。もとは南真経寺と北真経寺は一つの寺で、現在の北真経寺の位置にあったが...
天正10年(1582)、本能寺で織田信長を討った明智光秀と、中国地方遠征から急遽とってかえした羽柴(豊臣)秀吉は山崎で対峙。戦いの焦点は、どちらが天王山を制圧するかにあったため、いまも勝敗の別れ...
洪水調節、発電、上水道用水の三つの目的をもった多目的ダムで昭和39年(1964)に完成、高さ73m、長さ254mという堂々とした偉容を誇るドーム型アーチ式コンクリートダム。ダムの上からは「鳳凰湖...
鴻ノ巣山のふもとにあるこの神社は、松の老樹が生い茂る美しい参道の奥に本殿、拝殿、社務所が立っている。南に面している本殿は、文安5年(1448)に造営され、檜皮葺で正面に千鳥破風をつけた変化のある...
荒見神社は当初、五社ケ谷の山中にあったが、室町時代に現在の場所に移り、以来、旧富野荘村の産土神として崇敬を集めてきた。重要文化財に指定されている本殿は慶長9年(1604)に造営されたもので、木鼻...
鴻ノ巣山は海抜117m、全山小松の生い茂る緑まぶしい山で、名前の由来は、鴻の鳥が巣を作ると豊年になるとのいわれから。特に山頂に設けられた展望台からの眺めは素晴らしく、眼下に木津・淀の清流、生駒・...
創祀された年代は明らかではないが、日本武尊を祭神としている。重要文化財指定の本殿は室町時代中期に建築されたと推定され、朱塗りの一間社流造、檜皮葺、柱上部や租物などを極彩色仕上げした華やかな外観をもつ。
木津川、淀川水系において、大阪府高槻市・茨木市の三島野古墳群、乙訓地域の古墳群とともに三大古墳群の一つに数えられる久津川古墳群。その数は、城陽市から宇治市にまたがる宇治丘陵上及び平野部に約150...
弥生時代から古墳時代の過渡期(3世紀前半から4世紀初め)の古墳として墳丘や出土物からも日本最古級の可能性を持っている。類例の少ない銅製腕輪「銅釧」が完形で出土し、全国の考古学ファンの注目を集めた...
日本で初めて飛行原理を発明した二宮忠八翁創建の神社。航空事故殉難者の御霊を祀り、航空業界の安全と発展を願う。忠八翁ゆかりの資料や、企業団体からの寄贈品などを鑑賞できる資料館が併設されているほか、...
うっそうとした木々に覆われた境内は、真夏日もひんやりと空気が漂い、濃い緑陰をつくっている。本殿は貞享4年(1687)再建の春日造。境内には橘神社があり橘諸兄の末えいの橘正成をまつっている。隣接す...
高神社の鎮守の森は、京都百景のひとつに選ばれている。その奥に、高神社の社はひっそりと立っている。本殿は桃山時代に建てられたもので府指定文化財。あでやかな装飾が施され、桃山時代の建築の風潮がくっき...
谷川ホタル公園は、ゲンジホタルの生息地、南谷川に、自然環境や美しい景観をそのまま生かした公園。6月の中旬ごろから、夜になると、やわらかな光りをともしたホタルが飛びかい、夏の訪れを告げる。
約1千年前、東大寺の僧・平崇上人が開いた寺院。十一面観音立像や日光・月光菩薩立像など多くの文化財が宝物殿に安置されている。また、本堂裏には開創千年を記念した巨大壁画「禅定寺平成大涅槃図」が描かれ...
妙楽寺境内にある蕪村句碑は、昭和元年(1926)、「宇治行」の原本発見を記念して建てられたもの。蕪村は、天明3年(1783)、田原村の門人から招待され、この地を訪れたといわれている。このときの紀...
明治6年(1873)に来日したオランダ人工師、ヨハネス・デ・レーケは日本の治山、治水に大きな功績を残した。京都府では彼の偉業を記念して、昭和57年(1982)、不動川砂防歴史公園の整備に着手し、...