
水度神社
鴻ノ巣山のふもとにあるこの神社は、松の老樹が生い茂る美しい参道の奥に本殿、拝殿、社務所が立っている。南に面している本殿は、文安5年(1448)に造営され、檜皮葺で正面に千鳥破風をつけた変化のある...
鴻ノ巣山のふもとにあるこの神社は、松の老樹が生い茂る美しい参道の奥に本殿、拝殿、社務所が立っている。南に面している本殿は、文安5年(1448)に造営され、檜皮葺で正面に千鳥破風をつけた変化のある...
創祀された年代は明らかではないが、日本武尊を祭神としている。重要文化財指定の本殿は室町時代中期に建築されたと推定され、朱塗りの一間社流造、檜皮葺、柱上部や租物などを極彩色仕上げした華やかな外観をもつ。
西国33ケ所第21番札所。本堂には諸病を癒すといわれている等身大の木造釈迦涅槃像(なで仏)があり、人々の信仰をあつめている。境内の庭園は室町時代末期のものといわれ、丹波名庭の一つで、府の文化財に...
奈良時代(天平勝宝8年)創建といわれ、かつては高雄の神護寺の末寺として栄えた。毎年8月16日に奉納される六斎念仏踊りは府の無形民俗文化財に指定されている。丹波の名彫物師・中井権次作の龍の欄間は見...
網野町は「丹後国風土記」に伝えられる浦島太郎伝説の地。浦島太郎は風土記では水江浦嶋子となっており、この嶋子を祀る神社が嶋児神社。付近には、嶋子が釣った魚を放しておいた釣溜(つんだめ)という岩場もある。
古墳時代前期末に築造された墳丘長約201m、後円部の直径116.5m、高さ17.3m、前方部幅83m、高さ10.7mの前方後円墳で、日本海側最大の古墳。古代丹後の隆盛を物語る代表的な古墳の一つに...
丹後ちりめんが、今日のように独特のしぼを持ち、しなやかな風合いと光沢をもつ織物になったのは、今から約300年前の享保5年(1720)峰山の絹屋佐平治(のちに森田治郎兵衛と改名)が京都西陣の機屋へ...
天明8年(1788)創業。230年以上もの間、人々の舌を魅了してやまないのが創業当時より守り継がれるコクのある白いスープが自慢の鶏の水炊き。5月~9月までの間、京の夏の風物詩、川床もある。平成1...
正式名称は「旧嵯峨御所大本山大覚寺」。平安時代に嵯峨天皇の離宮として造られた。諸堂が回廊で結ばれ、宸殿の襖には狩野山楽筆の「牡丹図」、「紅梅図」などが描かれている。春は桜、秋は紅葉と賑わい、中秋...
昭和62年(1987)の大修理でいっそう輝きを増し、北山文化の象徴として国内外に知られる名刹。足利義満が応永4年(1397)西園寺家の山荘を譲り受け、義満の死後、鹿苑寺と名付けられた。金閣は舎利...
無鄰菴は、明治27年~29年(1894~1896)に明治・大正の元老・山縣有朋が京都に造営した別荘である。その大半を占める庭園(面積約3,135平方メートル)は、有朋自らの設計・監督により、造園...
産婦が七日七夜こもり出産すると難産はないと伝えられており、実際に臨月を迎えると産屋にこもって出産する風習が大正年間まで残っていた。建物は天地根元造と呼ばれる様式で昭和60年(1985)京都府有形...
三重県の伊勢神宮外宮の元宮になった神社。元々丹後地方に天下った農耕の神様で、雄略天皇の22年、神夢より伊勢山田原に迎えたのが伊勢宮外宮の始まりとされ、ここ豊受大神社はその元宮だと言われている。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で、正応4年(1291、鎌倉時代)に亀山法皇の離宮を大明国師に賜り禅林禅寺としたのが始まり。足利義満の時代に「五山之上」に位置し、禅宗寺院最高の格式を誇る。広大な境...
源光庵は鷹峯にある曹洞宗の寺。もとは貞和2年(1346)、大徳寺の徹翁国師が隠居所として開いたものだが、元禄7年(1694)卍山禅師が開山となり、これより曹洞宗となる。本堂前に広がる庭園は、四角...
戦乱の世に終止符を打ち、天下統一の道筋をつけた織田信長の業績をたたえ、明治天皇によって創建された。本殿、拝殿、貴賓館、社務所などの建物が整然と並ぶ境内は、東山を見晴らす絶景の地にある。
豊国神社は豊臣秀吉を祀っていたため、徳川幕府の時代には取り壊されていた社。今の社殿は明治13年(1880)に建立されたものだが、唐門だけは伏見城の遺構。境内奥には宝物館があり、太閤ゆかりの遺品な...
豊国神社のとなりにある方広寺は、「国家安康、君臣豊楽」の文字が刻まれた大鐘があることで知られている。これは、慶長19年(1614)、家康の文字を切り離したことで、大阪冬の陣のきっかけともなった。...
東山のふもとに建つ閑静な古刹。仁寿3年(853)真紹僧都によって創建され、貞観5年(863)清和天皇より禅林寺の定額を下賜。諸堂は、おおらかな自然と一体となった長い回廊で結ばれている。重要文化財...
京都三熊野の一つ。神木の梛はかつて紀州熊野詣でや伊勢参宮などの際に禊の木として用いられていたといわれる。現在も「あらゆる苦難をなぎ倒す」ことで信仰を集めている。また、裏手の若王子山山頂市営の墓地...
吉田山のふもとに平安京の守り神として創建されたのがはじまり。境内には、産生(うぶすな)の神をはじめ、菓子や料理の神を祀る社も。なかでもユニークなのは斎場所大元宮。全国の神々が一堂に祀られていて、...
勝林院は、顕真法印が浄土宗の開祖法然上人を請じ、称名念仏によって人々が極楽に往生することができるかどうかというテーマで天台宗等各派の学僧たちと議論をたたかわせた「大原問答」の舞台となった寺。総ケ...
広隆寺は、山城最古の寺院であり、平安文化の発祥の地であり、ひときわ閑静なたたずまいを見せている。ここに祀られているのが国宝指定第1号の宝冠弥勒菩薩半跏思惟像。右手を頬にあて微笑する姿は、何時間で...
伏見稲荷大社は全国の稲荷神社の総本宮で、京都の古い神社のひとつ。参拝者数も全国屈指の数を誇り、正月や毎月1日、午の日にはとくににぎわう。商売繁昌の神様として有名。「いなり」の語源は「いねなり」と...