金福寺
元禄の昔、芭蕉が当寺の鉄舟和尚を訪ね、語り合った芭蕉庵を与謝蕪村が再興した。本堂後丘には、その芭蕉庵、蕪村の墓、句碑がある俳句の聖地。又、舟橋聖一作「花の生涯」や諸田玲子作「奸婦にあらず」のヒロ...
元禄の昔、芭蕉が当寺の鉄舟和尚を訪ね、語り合った芭蕉庵を与謝蕪村が再興した。本堂後丘には、その芭蕉庵、蕪村の墓、句碑がある俳句の聖地。又、舟橋聖一作「花の生涯」や諸田玲子作「奸婦にあらず」のヒロ...
推古天皇の御代の頃、小野妹子が隋に行く途中病気になったところ、宇佐八幡宮に祈願し、病気が治った。帰国後、報恩のため宇佐八幡を勧請して創建し、のち備後三郎三宅高徳がこの地に移り住み崇拝したところか...
水神を祀る貴船神社は、古くから雨乞いや雨止めの神事が行われた。また、和泉式部が夫の愛を取り戻したなどの逸話が残る縁結びの神様でもある。本宮の本殿前の石垣から御神水が湧き出しており、その山水は弱ア...
一般には12月9日、12月10日の大根焚きで知られている。これは建長4年(1252)冬、親鸞聖人が月輪寺へ行く途中ここへ立ち寄った際、村人が大根を煮てもてなしたのに由来し、聖人はその礼にすすきの...
正しくは、木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)といい、本殿東側に摂社の養蚕神社(こかいじんじゃ)があることから通称「蚕の社(かいこのやしろ)」とよばれており、渡来人の秦氏が...
一年中、鈴虫の音が聞ける寺として、鈴虫寺の愛称で親しまれている。お茶・お菓子を召し上がりながら、肩の凝らない和尚の法話を聞くことができる。山門前の『わらじ』をはいた幸福地蔵尊は、一つだけ願いを叶...
伏見稲荷大社は全国の稲荷神社の総本宮で、京都の古い神社のひとつ。参拝者数も全国屈指の数を誇り、正月や毎月1日、午の日にはとくににぎわう。商売繁昌の神様として有名。「いなり」の語源は「いねなり」と...
保延3年(1137)、鳥羽上皇が鳥羽離宮の東殿を仏寺に改めてできた。境内には藤原時代の三尊石仏や五輪石塔など、また付近には近衛天皇陵や鳥羽天皇陵など鳥羽離宮ゆかりのものが数多く残されている。
天正10年(1582)、本能寺で織田信長を討った明智光秀と、中国地方遠征から急遽とってかえした羽柴(豊臣)秀吉は山崎で対峙。戦いの焦点は、どちらが天王山を制圧するかにあったため、いまも勝敗の別れ...
荒見神社は当初、五社ケ谷の山中にあったが、室町時代に現在の場所に移り、以来、旧富野荘村の産土神として崇敬を集めてきた。重要文化財に指定されている本殿は慶長9年(1604)に造営されたもので、木鼻...
鴻ノ巣山は海抜117m、全山小松の生い茂る緑まぶしい山で、名前の由来は、鴻の鳥が巣を作ると豊年になるとのいわれから。特に山頂に設けられた展望台からの眺めは素晴らしく、眼下に木津・淀の清流、生駒・...
高神社の鎮守の森は、京都百景のひとつに選ばれている。その奥に、高神社の社はひっそりと立っている。本殿は桃山時代に建てられたもので府指定文化財。あでやかな装飾が施され、桃山時代の建築の風潮がくっき...
かつては紙幡寺、加波多寺ともいわれていた蟹満寺は、白鳳期の末期に建てられた。本尊の銅造釈迦如来坐像は白鳳期の秀作で国宝に指定されている。「今昔物語集」や「古今著聞集」に登場する“蟹の恩返し”の縁...
明治6年(1873)に来日したオランダ人工師、ヨハネス・デ・レーケは日本の治山、治水に大きな功績を残した。京都府では彼の偉業を記念して、昭和57年(1982)、不動川砂防歴史公園の整備に着手し、...
数多くの遺構や遺物が発見され、奈良時代における木津町の重要性を明らかにした遺跡。木津川南岸に設けられた平城京の港「泉津」におかれた官の施設と考えられている。
天平元年(729)に聖武天皇の勅願で建立されたと伝えられる。深い緑につつまれるように立つ三重塔や古色を秘めてたたずむ本堂の風景からは、山寺の風情が感じられる。山門の入り口には、船のかたちをした岩...
国道163号を木津川にそって登っていくと、和同開珎の鋳造跡がある。和同開珎は我が国の古い貨幣として知られ、直径25ミリ、和・同・開・珎の4文字が刻まれている。
昭和44年(1969)に名張川に造られた高山ダムは、洪水の防止や発電、農業用水の確保など多目的に利用されている。管理事務所のある一帯は景色を見渡せる公園になっており、4月上旬は桜の名所として多く...
西国33ケ所第21番札所。本堂には諸病を癒すといわれている等身大の木造釈迦涅槃像(なで仏)があり、人々の信仰をあつめている。境内の庭園は室町時代末期のものといわれ、丹波名庭の一つで、府の文化財に...
丹波一の宮で、祭神の三穂津姫命が天照大神から大国主命の妃神として遣わされたため、縁結びの神として有名。現在の本殿は足利尊氏によるものといわれ、重要文化財に指定されている。毎年4月18日に奉納され...
創建は和銅2年(709)といわれ、衣食住の神を祀っている。また女性の守り神として婦人の参拝者が多い。毎年8月14日に行われる佐伯灯籠は、貞観5年(859)京都御所清涼殿より灯籠を賜って以来、五穀...
この付近一帯、山すそから頂上まで植え込まれた杉は吉野にも優るといわれている。目の前に杉林が広がるこの雄大な風景は幽寂そのもの。府の展示林もあり代表的植林地帯となっている。
高さ20mほどの滝。滝を囲む景観が四季ごとに姿を変え、楽しませてくれる。滝壷に流れ込む音がさらに静けさを高めている。
大野ダム湖畔の河川敷を利用したこの公園は、府内でも有数の桜の名所として、春は多くの花見客でにぎわう。昭和60年(1985)には町合併30周年を記念して、桜、モミジの植樹が行われた。4月はさくら祭...