
安楽寿院
保延3年(1137)、鳥羽上皇が鳥羽離宮の東殿を仏寺に改めてできた。境内には藤原時代の三尊石仏や五輪石塔など、また付近には近衛天皇陵や鳥羽天皇陵など鳥羽離宮ゆかりのものが数多く残されている。
保延3年(1137)、鳥羽上皇が鳥羽離宮の東殿を仏寺に改めてできた。境内には藤原時代の三尊石仏や五輪石塔など、また付近には近衛天皇陵や鳥羽天皇陵など鳥羽離宮ゆかりのものが数多く残されている。
向日神社北側の勝山公園内にある元稲荷古墳は、古墳時代前期の前方後方墳。全長は約92mあり、刀剣類、斧などが出土した。墳頂からは特殊器台形埴輪が発見されている。周辺には、弥生時代の高地性集落と思わ...
約8.2km・約4時間阪急京都線東向日駅(JR京都線向日町駅)→向日市文化資料館→元稲荷古墳→五塚原古墳→桓武天皇皇后陵→竹の径→寺戸大塚古墳→竹林公園→物集女車塚古墳→淳和天皇火葬塚→物集女城...
建久9年(1198)、法然上人の弟子法力房蓮生(熊谷次郎直実)が法然ゆかりのこの地に念仏三昧院を建立したのが光明寺のはじまり。西山浄土宗の総本山でもある。ゆるやかな石段を登っていくと、回廊で結ば...
かつては乙訓における最古、最大の寺だった乙訓寺は、聖徳太子が創建したと伝えられている。早良親王幽閉の地として有名。一時、空海が別当をつとめ、最澄と密教について法論を交えた舞台でもあった。境内には...
天王山の山麓、宝積寺のすぐ下にある。中世末に当地の井尻長助が知恩院の徳誉光然を開山に招いて建立した浄土宗の寺。重要文化財に指定されている木造阿弥陀如来立像は鎌倉時代の作。厳かな雰囲気が漂う。
平等院のすぐ南にある縣神社の祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。縁結び、安産の神としてよく知られている。また、毎年6月5日に行われる縣まつりは、昼ごろから通りにびっしり露店が並び...
宇治川沿いに建つ宇治神社は、平安時代創建と伝えられ、古くは離宮八幡宮(桐原日桁宮(きりはらひけたのみや))と称し、祭神は応神天皇の皇子莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)とされている。三間社流造りの...
この遺跡は、古墳時代(5世紀)の小形の古墳と、6世紀後半から7世紀にかけての集落跡、7世紀以降の整然と配置された大型掘立柱建物群による官衙遺構等が重なり合う複合遺跡。官衙建物群の一部を復元し、史...
国の重要文化財指定の本殿は昭和56年(1981)10月に修復工事が完了し、極彩色の華麗な社殿に再現された。昭和63年(1988)に棟札とリスとブドウの精巧な彫刻が施された旧脇障子欄間が重要文化財...
木津川に架かる全長356.5mの日本最長級の木橋。この名は、増水時の抵抗を少なくするため、床板が流れるように設計されていることに由来する。白砂の河原と清流に調和した風景は、時代劇などのロケにたび...
天明3年(1783)、臨済宗最初の専門道場、江湖道場として建立された。重要文化財で日本最古と伝えられる達磨大師古尊像が禅堂の聖僧として安置されているので「達磨堂」とも呼ばれている。3万坪にも及ぶ...
旧綴喜郡のなかで、もっとも古い神社のひとつ。創建は明らかではないが、日本全国の神社を記した平安時代初期の書物「延喜式」にも掲載されている神社で、当時は朝廷から崇敬されていた。祭神は天照大神の弟、...
飛鳥時代、敏達天皇2年(573)に創建された佐牙神社は、酒造神、佐牙弥豆男神(さがみづをのかみ)と佐牙弥豆女神(さがみづめのかみ)を祭神としている。天正13年(1585)に再建された左右両殿から...
世界三大美女の一人として、またせつない女心を詠んだ歌人として知られる小野小町。生まれた年も、死亡した場所も謎に包まれているが、晩年は井堤寺に住んでいたと伝わる。玉津岡神社の参道べりには、自然石を...
「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋はかなしき」この歌を詠んだ猿丸大夫を祀る。三十六歌仙の一人に数えられているが、謎の人物。この地は、大夫晩年隠棲の土地とも伝えられている。また、猿...
境内にある十三重石塔は、重要文化財に指定。台石に建治3年(1277)10月3日の刻銘があり、屋根の一部に欠損した部分があるほかは造立当初の姿をよく残している。
国道163号を木津川にそって登っていくと、和同開珎の鋳造跡がある。和同開珎は我が国の古い貨幣として知られ、直径25ミリ、和・同・開・珎の4文字が刻まれている。
奈良時代、笠置山で狩りを楽しんでいた天武天皇が、鹿を追って進退きわまったとき、仏に祈念して難を逃れた。そこで大岩面に弥勒菩薩を掘り、それを本尊にしてはじまったのが笠置寺。平安末期には修験道の道場...
国の史跡・名勝に指定されている笠置山と、その山麓を流れる木津川の峡谷を中心とした自然公園。頂上には、後醍醐天皇ゆかりの史跡をはじめ、仏像が彫られた石等が点在し、秘められた歴史を探訪しながら、四季...
安積親王は聖武天皇の皇子。この陵墓は、お茶畑に囲まれた小高い丘の上にあり、別名「太鼓山」と呼ばれ土地の人々から崇られている。
木津川の流れが聞こえてきそうな場所に建つ祝園神社は、奈良時代、この地にこもった鬼神を鎮めるため、春日大名神を勧請したのが由来といわれている。毎年、一月の申の日から3日間行われるいごもり祭も、鎮魂...
木津川のほとりにある恋志谷神社は、後醍醐天皇の寵妃が祀られており、昔から子授けの神として、また婦人病を除く神として信仰されており、毎年、春秋の祭礼には遠方からも多くの人が訪れる。境内近くには「雄...
文化圏が奈良県に属していた南山城村には、今も奈良文化の影響を色濃く残した寺が残っている。春光寺もその一つで、本尊の木造薬師如来立像は、奈良様風の代表格、元興寺の木造薬師如来立像の系統を受け継いで...